食道外科専門医認定施設の優位性

食道外科専門医施設の優位性について

短期手術成績(手術死亡と術後合併症)について

* National Clinical Database (NCD)に登録された胸部食道癌手術症例(2015-2017年登録16,752例)を対象に検討したところ、「食道外科専門医認定施設」で手術を受けた患者さんの手術関連死亡は1.6%で非認定施設の2.8%と比較し有意に低い(良好な)結果でした。「認定施設で手術を受けるかどうか」が「専門医が執刀するかどうか」より手術関連死亡に強く関与していました。
(Satoru Motoyama, Esophagus Vol.17-1, p41-49, Jan 2020)
https://link.springer.com/article/10.1007/s10388-019-00694-9

認定施設 非認定施設 有意差
(n=11,162) (n=5,590)
術後30日死亡 0.7% 1.1% あり
手術関連死亡(術後90日死亡) 1.6% 2.8% あり
縫合不全 12.9% 15.1% あり
術後肺炎 13.9% 13.8% なし
反回神経麻痺 13.1% 11.4% あり

長期手術成績(5年生存率)について

* 院内がん登録(国が定めるがん拠点病院等の集計)に登録された胸部食道癌手術症例(2008-2009年登録4,897例)を対象に検討したところ、「食道外科専門医認定施設」で手術を受けた患者さんの5年生存率はcStageI-IVの全Stageにおいて非認定施設で手術を受けた患者さんと比較して有意に高い(良好な)結果でした。
(Satoru Motoyama, Esophagus, Jan 2020)
https://link.springer.com/article/10.1007/s10388-019-00712-w