第80回日本食道学会学術集会 優秀演題賞 受賞演題のご紹介
2026年6月25日・26日にホテルハマツ(郡山市)にて開催された第80回日本食道学会学術集会において、「優秀演題賞」「若手奨励賞」「メディカルスタッフ賞」の選考および表彰が行われました。
これらの賞は、食道学の発展に寄与する研究活動を奨励し、今後のさらなる学術的貢献を期待して設けられたものです。
選考方法
応募されたすべての一般演題を対象に、日本食道学会で統一された演題評価フォームを用いて、2名以上の査読委員による査読を実施しました。その評価結果に基づき選考を行い、評価上位の演題を「優秀演題賞」「若手奨励賞」「メディカルスタッフ賞」として選出しました。さらに、学術集会当日には各賞のセッションにて候補演題の発表が行われ、学術委員会の委員を中心とした審査員により、5項目(各5点満点、合計25点満点)にて採点が行われました。
各部門のセッションで最高得点を獲得した演題が、それぞれ「最優秀演題賞」「最優秀若手奨励賞」「最優秀メディカルスタッフ賞」として選出され、閉会式にて表彰されました。
(写真左から)進 勇輝先生、河野浩二学術集会会長、姫松 花子先生
受賞演題(発表順)
優秀演題賞(10演題)
| 演題名 | 発表者 | 所属 |
| 食道癌における血管内皮細胞サブセットが規定する腫瘍浸潤リンパ球の空間分布 | 孫 起和 先生 | 九州大学 臨床・腫瘍外科 |
| 食道癌術後予後予測における骨筋質低下の有用性:多角的フレイルマーカーとしての検討 | 加賀谷 丈紘 先生 | 自治医科大学 消化器一般移植外科 |
| 【 “Green esophagectomy”食道癌手術における温室効果ガス排出と今後の課題 |
佐藤 啓太 先生 | 伊勢赤十字病院 外科 |
| 食道アカラシアにおける正常検査所見の割合とその特徴 | 川見 典之 先生 | 日本医科大学 消化器内科学 |
| 進行食道癌に対する左右アプローチ低侵襲食道切除(TLR-MIE) | 好田 匡志 先生 | 近畿大学 外科学教室上部消化管部門 |
| 当院におけるロボット支援下食道切除の短期・中期成績 | 松永 知之 先生 | 鳥取大学 消化器・小児外科 |
| 術後肺炎は食道癌術後5 年を超える長期生存予後の増悪因子である | 青木 丈明 先生 | 神戸大学 食道胃腸外科 |
| DCF 療法における微量元素含有コラーゲンペプチド飲料の下痢予防効果 | 斎藤 祥 先生 | 昭和医科大学医学部 外科学講座消化器一般外科学部門 |
| 食道癌初診時のオーラルフレイル(OF-5)の検討 | 松本 泰典 先生 | 千葉大学大学院 先端応用外科学 |
| 食道癌おける原発巣およびリンパ節転移による他臓器浸潤の予後に及ぼす影響 | 田中 晃司 先生 | 大阪大学 消化器外科 |
若手奨励賞(4演題)
| 演題名 | 発表者 | 所属 |
| 【 空間解析を用いた食道癌所属リンパ節免疫環境の解析 |
進 勇輝 先生 | 九州大学大学院 消化器総合外科 |
| Jackhammer esophagus における食道壁伸展性障害の検討 | 武家尾 恵美子 先生 | 川崎医科大学 検査診断学(内視鏡・超音波) |
| 食道癌術前化学療法施行症例における治療前リンパ節転移径の臨床的意義の解明 | 廣井 颯 先生 | 新潟大学大学院医歯学総合研究科 消化器・一般外科学分野 |
| 切除可能進行食道癌における治療成績の施設間差の時代変遷 | 喜多 亮介 先生 | 京都大学医学部 消化管外科学 |
メディカルスタッフ賞(6演題)
| 演題名 | 発表者 | 所属 |
| 食道がん術後3 か月時点の食欲スコア変化と経腸栄養併用の関連 | 白井 祐佳 先生 | 浜松医科大学医学部附属病院 栄養部 |
| 最大呼気流量と傍脊柱筋量で定義した呼吸サルコペニアは、術後肺炎の予測因子である | 澤井 翔太 先生 | 静岡県立総合病院 リハビリテーション科 |
| 食道癌患者の術後physical frailty に関連する術前リスク因子:スコーピングレビュー | 遠山 柊介 先生 | 田上病院 リハビリテーション科 |
| 【 食道癌術後の自覚的身体機能に対する術前待機期間の身体活動量の影響 |
姫松 花子 先生 | 筑波大学附属病院 リハビリテーション部/筑波大学人間総合科学学術院 |
| 嚥下造影(VF)での食道がん術後嚥下障害における複数因子の相互関連と病態構造の検討 | 飛永 宗治 先生 | 国立病院機構九州がんセンター リハビリテーション科 |
| 8 年間の実践からみた周術期管理チーム(HOPE)の成熟と継続性 | 本家 淳子 先生 | 浜松医科大学 周術期等生活機能支援学講座 |
今後も食道学の進展に貢献する優れた研究発表を奨励し、学術集会の場を通じて発信してまいります。多くの皆様のご参加・ご発表を心よりお待ちしております。








